【リース事業投資】vol.3~航空会社の事業戦略とニーズ

2013年10月30日

 

資産価値がなかなか減価しない優良事業資産として、法人・個人の投資家から今、大きな注目を集めているのが「航空機」「ヘリコプター」リース事業です。実際、航空機リース事業投資にはどんな魅力があるのか、5回にわたってご案内しています。

 

第3回目は、航空会社が航空機導入にあたって採用する事業戦略をご紹介します(第2回目はこちらから)。

 

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航空会社と投資家の関係がWin-Winの関係

世界の航空会社は、メガキャリア(フラッグキャリア)、リージョナルキャリア(地域航空)、ヘリ運航会社、ローコストキャリア(LCC)の4つに大別することができます。

 

・メガキャリア……エールフランス、 KLMオランダ航空、英国航空、独ルフトハンザ、アエロフロート・ロシア航空、カンタス航空、中国南方航空、シンガポール航空など

・リージョナルキャリア……サハリン航空、海南航空、山東航空、ハワイ航空、マウイ航空、アシアナ航空、エアータヒチヌイ、ミャンマー航空など

・ヘリ運航会社……ヘリジェット(カナダ)、エバーグリーンヘリコプター(米国)、ヘリプロ(NZ)、ノルスケヘリ(ノルウェー)、ブリストウ(英国)、イナエアー(スペイン)

・・ローコストキャリア……サウスウエスト、ジェットスター、バージンブルー、エアーアジア、エアーワン、エアベルリン、ピーチアビエイション、セブ・パシフィック、ベトジェットエア

 

多くの航空会社は、航空機導入にあたって以下の方法を事業戦略の一環としています。いずれもオフバランスでの航空機調達が前提となっています。

 

・新規の機体を大量発注することで、数量割引を得て購入単価を大幅に下げる。発注後から機体の引き渡し前までに、購入契約した新規の機体をリース会社に買い取ってもらい、安いリース料でリースバックする。

・航空会社がリース機材のスペックをリース会社に提示し、ベストな機体を最も安価なリース条件で長期リースを受ける。

・航空会社が所有する機体をリース会社に買い取ってもらい、同時に、リース会社から同機体の長期リースを受ける。航空会社の所有する機体を売ることでキャッシュフローの改善を図る。セール&リースバック。

 

こうした事業戦略は、航空会社(レッシー)、投資家(レッサー)の双方にとって下記のようなメリットがあり、航空会社と投資家の関係がWin-Winの関係となります。

 

【航空会社(レッシー)にとってのメリット】

航空会社のリース対象の機体は、新品の機体よりも5年から10年経った機齢の機体である。30~40年の経済耐用年数を考慮すると、こうした機体は、①不具合が出尽くし安定しており、②機体購入価格が比較的安価で、③従ってリース料も競争力のあるレートとなる。

 

【投資家(レッサー)にとってのメリット】

一方、5年ないし8年程度経過した航空機・ヘリの場合、高収益企業なり富裕層の投資家にとっては、①法定償却年数が経過していることで、②短期間で加速度償却が可能となり、③格好のリースの対象となり、投資家マーケットでの反応が極めてよい。

 

こうした「オペレーティング・リース」では、投資家が航空機を自己所有し、航空会社に事業資産として中・長期にリースに出すことで、リース料収益を得ることができます。さらには、航空機を最短一年で加速度償却することができ、リース期間中ないしリース終了時に残存簿価1円の航空機を中古市場で購入金額の50%~85%内外で売却し、キャピタルゲインを得ることも可能です。 この「オペレーティング・リース」は、国税局が金融商品として税の繰延べを否認する「レバレッジド・リース」とは明確に区分されます。

 

航空機コラム3

 

<第4回>へ続きます

 

 

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