【生命保険コラム】自由自在のメリット 変額保険のスイッチング機能

2015年7月22日

 

【連載コラム】生命保険は「運用力が意外に高い」(第2回)

 

insurance082
「預金並みに安全」で「大きな運用益」が期待でき、「税金面でも有利になる」資産運用があるとしたら、どうでしょうか。
日本には、たったひとつだけ、そんな優れたバランスを持つ「負けない」資産運用の方法があるのです。それが、生命保険を活用した資産運用です。
万が一に備えて利用している人が圧倒的に多い生命保険も、実は全く違う目的で活用できるものが数多くあります。一部では積極的に利用されているにもかかわらず、そのことを知っている人は少ないのです。

この連載では、そうした一部の勝ち組だけが知っている理由を紐解いていきます。

今回は変額保険の2つのタイプを、保険商品の例を挙げながらご紹介しましょう。

第1回『数年間で2~3割増はザラ!「資産運用型保険」とは?』はコチラから

※本連載は2015年1月刊行『生命保険で実現する最強の資産運用』(幻冬舎メディアコンサルティング刊)からの抜粋です。


変額保険については、「日本株式」「世界株式」「日本債券」「世界債券」「リート」「新興国株式」「新興国債券」「コモディティ」など、さまざまな投資先を投資家(保険契約者)自身で選択することができます。この投資先については、「いつでも自由に投資先を変えられるタイプ」と「保険会社の判断で自動的に変えてしまうタイプ」の2つのタイプがあります。

 

たとえば、A社の変額保険においては、契約時に、

 

「日本成長株式(東証株価指数(TOPIX)連動)」35%

「世界成長株式(MSCIワールドインデックス連動)」35%

「日本株式(日経平均株価連動)」10%

「世界株式(MSCIワールドインデックス連動)」10%

「世界債券(主に先進国の国債に連動)」5%

「日本債券(日本国債に連動)」5%

 

と、株式中心のチャレンジングなポートフォリオを組んでスタートし、そろそろ株式市場も落ち着き、債券での安定運用をしたいなと思った場合は、

 

「日本成長株式(TOPIX連動)」5%

「世界成長株式(MSCIワールドインデックス連動)」5%

「日本株式(日経平均株価連動)」5%

「世界株式(MSCIワールドインデックス連動)」5%

「世界債券(主に先進国の国債)」60%

「日本債券(日本国債)」20%

 

といったように、投資先を自由にスイッチングすることができます。

 

保険会社によってはインターネット上で簡単にスイッチングすることもできます。このスイッチングについては、保険商品によって、「年12回までのスイッチングは無料」「12回を超えると1回2500円の手数料」「そもそも年12回までのスイッチングまでしかできない」などのルールが定められています。

 

気になるのは、それぞれの投資先が具体的にどんな銘柄に投資しているかということですが、以下、ある保険商品のファンドの投資先を列挙します。保険でもこんなところにまで投資先があるのかと驚くことと思います。

 

「日本株式」

・日経225連動型上場投資信託 65.6%

・上場インデックスファンド 6.4%

・ファーストリテイリング 2.6%

・ソフトバンク 1.2%

・ファナック 1.1%/他
 

 

「日本成長株式」

・日立製作所 3.7%

・三菱電機 3.0%

・ミスミグループ本社 3.0%

・日本電産 2.8%

・マキタ 2.6%/他
 

 

「日本店頭株式」

・あいホールディングス 5.0%

・サイバーエージェント 4.5%

・サンフロンティア不動産 3.7%

・朝日インテック 3.3%

・日本セラミック 3.0%/他

 

「世界株式」

・Nestle S.A.(スイス) 9.4%

・British American Tobacco PLC(英国) 9.2%

・Reckitt Benckiser Group PLC(英国) 6.8%

・Unilever PLC(英国) 6.6%

・Procter & Gamble Co / The(米国) 4.8%/他

 

「国内債券」

・日本国債 93.68%

・社債 4.48%

・地方債 1.84%/他

 

「世界債券」

・アメリカ国債 30.9%

・日本国債 24.1%

・イタリア国債 9.0%

・フランス国債 8.0%

・ドイツ国債 7.0%/他

 

「新興国株式」

・Samsung Electronics Co LTD(韓国) 3.13%

・Taiwan Semiconductor(台湾) 2.62%

・Tencent Holdings LTD(ケイマン諸島) 2.03%

・China Mobile Limited(香港) 1.86%

・China Construction Bank(中国) 1.33%

・その他、南アフリカ、ブラジル、メキシコ、ロシア/他

 

「新興国債券」

・トルコ国債 14.38%

・メキシコ国債 13.67%

・ロシア国債 13.54%

・ブラジル国債 10 .82%

・インドネシア国債 9.51%

・その他、コロンビア、フィリピン、ペルー、パナマ、ハンガリー/他

 

「海外リート」

・アメリカ 69.74%

・オーストラリア 8.71%

・イギリス 6.49%

・フランス 4.46%

・シンガポール 3.57%

・その他、カナダ、香港、オランダ、ベルギー、ニュージーランド/他

 

「コモディティ」

・天然ガス 9.3%

・原油 7.8%

・ブレント原油 5.6%

・ヒーティングオイル 3.4%

・無鉛ガソリン 3.1%

・その他、生牛、豚赤身肉、トウモロコシ、大豆、小麦、銅、アルミニウム、亜鉛、金、銀、砂糖、コーヒー、コットン、大豆油、大豆粕 他

 

ここに記載した以外にも各保険会社が設定した投資先はたくさん存在しています。こうしたさまざまな投資先から、投資家が好きな投資先を自由に選んで投資することができます。もちろん、その運用成果・運用責任は投資家自身が背負うこととなりますが、「最低保証制度」「公的なセーフティネット」「独自税制」「為替手数料の安さ」など各種の保険独自の仕組みがある中で、これらの各種の投資先を選択できる資産運用型保険の変額保険タイプは非常に魅力的であるといえます。

 

もう1つの「保険会社の判断で自動的に変えてしまうタイプ」ですが、これは、投資家が自由にスイッチングできるのに対して、運用会社が自動的に、機械的に、ファンド(投資先)の割合を変えてしまう仕組みとなっているタイプです。これは、最近保険会社が採用をはじめた「リスクコントロール手法」に基づくものです。仮に、投資開始時に、「株式相場の魅力度が高いと判断したとき」に、

 

日本株式 33%

欧州株式 33%

米国株式 34%
 

 

と設定し、しばらくして「株式相場の魅力度が高くないと判断したとき」に、

国債(日本・米国・豪州) 33%

為替(先進10カ国) 33%

コモディティ 34%

 

と別の投資先に投資します。

 

これらのスイッチングを「自動的」かつ「機械的」に「毎日」行い、どのような市場環境においても、運用成果が最大限出るような運用を行います。そのため、これらの手法を採用している保険商品については、現在ほとんどすべての商品が右肩上がりのチャートを描いています。

 

1995年に運用を開始したあるファンドは、2014年の段階で300%にまで増えているほか、2000年に運用を開始したほぼすべての保険契約者については、2014年には200%、つまり2倍に資産をふやしています。

 

次は、ある保険会社が示しているデータで、1995年6月末から2014年3月末までの9年10カ月間の期間中に、毎月末に運用を開始し、過去の参考指数を用いて運用を行ったと仮定した場合に、全108個(108カ月分)の投資が、どのくらいまで到達したのかを表すシミュレーションです。ちなみにこのシミュレーションは、保険独特のコスト等を控除した後の課税前のシミュレーションになります。

 

○110%まで到達……108個中108個。到達までの平均期間約2年9カ月

○120%まで到達……108個中108個。到達までの平均期間約3年2カ月

○130%まで到達……108個中108個。到達までの平均期間約3年7カ月

○140%まで到達……108個中108個。到達までの平均期間約4年2カ月

○150%まで到達……108個中108個。到達までの平均期間約4年6カ月

○200%まで到達……108個中107個。到達までの平均期間約6年10カ月

○300%まで到達……108個中32個。到達までの平均期間約7年1カ月

 

これを見ると一目瞭然ですが、高いといわれる保険コストを考慮したとしても、平均6年10カ月で200%、つまり2倍にしているファンドがほとんどです。「保険=コストが高いから増えない」「保険=ふやす力がないから増えない/負ける」というロジックが100%とはいえないということです。

 

生命保険と聞くと、資産運用のイメージはないかもしれませんが、実績がすべてを物語っています。株式や不動産で、6年10 カ月で200%にできた人はどれほどいるでしょうか? これが「リスクコントロール手法」で安定したリターンを生む資産運用型保険の力です。その安定した力を期待しているからこそ、富裕層は資産運用型保険を買っているといえるでしょう。

 

次回は、最近、取り入れる会社・保険商品が多くなった「レバレッジ(てこ)運用」についてご紹介します。

 

この記事はお役に立ちましたか? 幻冬舎総合財産コンサルティングが運営する無料会員組織「カメハメハ倶楽部」に登録すれば、最新の関連情報やセミナー/イベントの開催情報などをいち早くお受け取りいただけます。無料会員登録は、登録フォームからどうぞ。