【生命保険コラム】さらに成果を上げるか? 「レバレッジ運用」

2015年7月28日

 

【連載コラム】生命保険は「運用力が意外に高い」(第3回)

 

insurance084 「預金並みに安全」で「大きな運用益」が期待でき、「税金面でも有利になる」資産運用があるとしたら、どうでしょうか。 日本には、たったひとつだけ、そんな優れたバランスを持つ「負けない」資産運用の方法があるのです。それが、生命保険を活用した資産運用です。 万が一に備えて利用している人が圧倒的に多い生命保険も、実は全く違う目的で活用できるものが数多くあります。一部では積極的に利用されているにもかかわらず、そのことを知っている人は少ないのです。 この連載では、そうした一部の勝ち組だけが知っている理由を紐解いていきます。 今回はさらに運用成果をあげると期待される「レバレッジ運用」についてお話しします。
第2回『自由自在のメリット 変額保険のスイッチング機能』はコチラから

※本連載は2015年1月刊行『生命保険で実現する最強の資産運用』(幻冬舎メディアコンサルティング刊)からの抜粋です。


資産運用型保険の変額保険タイプで、最近、取り入れる会社・保険商品が多くなったものに「レバレッジ運用」があります。

 

レバレッジ運用とは、「てこの原理」にならい、少ない金額で多額の収益を獲得しにいくことですが、ある保険会社の資産運用型保険のレバレッジ運用では、投資家(保険契約者)が投資した金額の5倍の金額までを保険会社が実質的に借り入れし、投資家(保険契約者)とともに、運用成果の最大化を狙います。

 

そのため、仮に投資家(保険契約者)が、1億円の保険料で投資を開始した場合、保険会社は5億円まで借り入れを加えて運用を行いますので、より高い収益を獲得できる可能性があります。1億円の10%の収益だと1000万円ですが、5億円であれば5000万円となります。そこから金利などを差し引いて、より投資家に収益を還元できる仕組みをつくります。

 

一方、価格変動リスクが高まりますので、投資成果がマイナスに働くと、より多くの損失を被る可能性があります。そのため、ある保険会社では、投資家(保険契約者)が投資した1億円の金額に対して、9500万円分はレバレッジをかけない部分の運用を行い、残り500万円の部分に対して、5倍の2500万円までレバレッジをかけて運用を行うなど、レバレッジをかけられる範囲を一定のルールで制限しています。

 

生命保険における資産運用の世界で「投資家(契約者)が借り入れをして投資をする」のではなく、「保険会社が実質的に借り入れをして運用する」というイメージはほとんどないかもしれませんが、高い運用成果を出すために、一部の保険会社が最近導入し始めました。不動産投資の世界でも借り入れをして投資することは一般的に行われていますが、保険の世界では、保険会社自らが借り入れをし、投資家と一緒になって投資をするところに独特のものがあります。

 

 

 

 

 

insurance084 今度は外貨預金と外貨建ての定額保険を比較してみます。右図では代表的な米ドル、豪ドル、ユーロの10年間の投資でのイメージを取り上げています。わかりやすくするために、為替レートが変動しないケースで説明します。

 

米ドルでは、預金は1億円の投資に対して310万円の収益ですが、保険の場合は、約1510万円の収益です。預金よりも約4.8倍の収益を稼ぎ出せます。

 

豪ドルでは、預金は1億円の投資に対して1870万円の収益ですが、保険の場合は、2624万円の収益です。預金よりも約1.4倍の収益を稼ぎ出せます。

 

最後にユーロです。預金は1億円の投資に対して約300万円の収益ですが、保険の場合は、約639万円の収益です。預金よりも約2.1倍の収益を稼ぎ出せます。

 

高レートでつかんだ塩漬け外貨預金の損益分岐点レートを下げる使い方もあり

 

外貨投資を始める際に外貨に抵抗がある、という人は少なくありません。何も検証せずに「なんとなく損をしそう」「危ない投資では?」というイメージを抱く人もいるでしょう。

 

しかし、外貨での運用力は高利回りを活かすことができるので、仮に大幅な円高が進んだとしても、円建ての投資元本を大きく割り込む可能性は少ないのです。1ドル=○○円までであれば、円建てでの投資元本を割り込まないか──それを考えるのが「損益分岐点為替レート」となります。

 

損益分岐点レートは、 「円建ての投資元本」÷「外貨建ての投資結果」 で求められます。

 

仮に、1億円の円資産を1米ドル=120円で米ドルに両替し、米ドル資産「833.333米ドル」を10年間投資して、115%の95万8332.95米ドルの投資結果を出した場合、損益分岐点レートは、「1億円」÷「95万8332.95米ドル」で、「1米ドル104.35円」になります。1米ドル=120円が1米ドル=104.35円になるまでは、円建ての投資元本を割らないということになります。

 

豪ドルも見てみましょう。仮に、1億円の円資産を1豪ドル100円で豪ドルに両替し、豪ドル資産「100万豪ドル」を10年間投資しして、125万豪ドルの投資結果を出した場合、損益分岐点レートは、「1億円」÷「125万豪ドル」で、「1豪ドル=80円」になります。1豪ドル=100円が1豪ドル=80円になるまでは、円建ての投資元本を割らないということになります。

 

そのため、よほどの急激な円高にならない限り、円建ての投資元本を割りづらい仕組みになっていますので、資産分散の1つとして、ある程度は安心して外貨を保有することができます。円高になれば、持っている円資産の価値が上がるため、円資産を持つ効果が出てきます。逆に、円安に進んだ場合は、円資産の価値が減り外貨建て資産の価値が上がります。そのバランスでしっかり資産分散を実施したいところです。

 

次回は、資産運用型保険独自の「運用コスト」と「途中解約」の注意点をご紹介します。

 

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