【海外不動産】願書出願状況が示す英国学生寮需要の上昇

2015年3月25日

 

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UCAS(イギリスの大学へ入学するための総合出願機関)は、今年1月までに合計で60万通を超える願書が英国にある大学へ提出されたことを発表しました。

 

フルタイムのアンダーグラデュエート(学士課程)のコースへの出願数は英国内からは1%、EU圏からは7%、それ以外の諸外国からは3%、それぞれ昨年と比べて増加しています。これらの上向きの数は、英国の高等教育機関が提供する教育システムが多くの学生を惹きつけていることを示しています。

 

英ビジネス大臣であるヴィンス・ケーブル氏は、英国にある大学への出願数が増えたことについて「良いニュースであり歓迎する」としたうえで、「2012年の大学授業料の値上げは出願数に悪影響は与えていない。授業料の値上げを行った際には、英国内の大学に入学する学生の数が減るとの意見があったが、現状はこういった予想の反対のことが起こっている」と強調しました。

 

過去3年にわたる英国学生寮への投資は、年間20億ポンドを超えています。この背景には、英国全土で深刻な問題となっている恒常的な住居の供給不足と学生数の増加が挙げられます。英国内にある不動産投資機会のなかでも、高い利回りと供給不足が見込まれる学生寮のマーケットは今後も有望視されており、世界中の投資家からの投資が見込まれています。

 

●留学生受け入れキャップの廃止も学生寮需要を押し上げ

 

今年から来年にかけては留学生受け入れ人数の制限(キャップ)廃止も控えており、学生寮への需要はより強く保たれそうです。今年から始まるキャップの段階的な廃止によって、英国の大学には昨年よりも30,000人多く学生を受け入れられる環境が整います。

 

これにより、数年前から指摘されている学生寮の供給不足がより顕著になり、このセクターにはより多くの投資が必要になります。

 

2016年にはキャップが完全に廃止されるため、留学生を含むより多くの学生が、世界中で高い評価を得ている英国の大学に教育の機会を求めてくることが見込まれています。英国高等教育政策研究所は、キャップ撤廃後、最大で毎年60,000人ほど入学者が増えると予想しています。

 

イギリスの大学に通う学生で構成される全国学生組合のマグワイア副会長は、「大学側は、必要な数の住居を学生に提供するための計画が失敗に終わっている。その理由は各大学がある街に住宅不足が発生しているからだ」と、大学に通う学生が住める住居が不足している問題を指摘しています。

 

<執筆>英国ディフィニティブ不動産(Definitive Property Group Limited)代表
アンドリュー・ウェストコット氏

2015年3月25日付

 

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