【海外不動産】保守党勝利でロンドンの高級住宅価格が20%上昇?

2015年5月14日

 

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5月7日に行われたイギリスの総選挙はキャメロン首相が率いる与党保守党の勝利に終わりましたが、この結果を受けて、ロンドンの高級住宅価格が20%上昇するというニュースが報じられています。また、選挙前の4月の時点でイギリスの一般的な住宅においても、昨年8月以来の最大の値上がりが起きており、住宅の供給不足が深刻であるとも報じられています。「国家の緊急事態」とさえ言われている、今のイギリスの不動産事情について、ロイター「UK surveyors report biggest house price rises since August」とブルームバーグ「Conservative Win Seen Giving 20% Boost to London Mansion Values」の二つの記事を元に、ご紹介いたします。

 

◯「国家の緊急事態」と形容されるほど深刻な住宅の供給不足

 

不動産分野における権威、英国王立チャータード・サベイヤーズ協会(RICS)の発表によると、イギリスの4月の住宅価格は、昨年8月以来最大の上昇率であり、かつ市場への不動産物件の供給量は2009年来最大の減少で、購入可能な物件数の不足は「国家の緊急事態」と形容されるほど深刻だとのことです。

 

このためRICSは、再選されたキャメロン首相に対して、かなり強い口調で住宅建築の推進策を採ることを提言したとロイターは報じています。

 

イギリスの住宅価格は、この一年で8.5%値上がりをし、一般的な住居の価格は約200,000ポンド(314,000ドル)と男性の正社員の平均年収の5倍になるとのことです。

 

この供給量の落ち込みには、5月7日の選挙を様子見したい売主の思惑も影響したとしますが、キャメロン首相は需要サイドばかりに目を向いており、供給サイドへの有効な政策を打ち出さないと、2020年までに100万戸の住宅を供給するという、保守党の公約は達成できないと、RICSは警告をしています。

 

また保守党の財政政策と成長戦略への期待感から、200万ポンド(310万ドル)以上のロンドンにある高級住宅の価格が、今後1年間で20%上昇し、5年以内には2倍になるとブルームバーグは予測しています。

 

選挙で勝敗がつくまでは「高級住宅税」が打ち出されるとの懸念もあり、需要はしぼみロンドン中心部に限れば2.8%の価格下落があったとのことです。しかしキャメロン首相が再選されたことで、政府は富裕層の拡大と海外からの投資促進を進めていくことが予想され、特に海外投資家が積極的にイギリスの不動産に投資をすすめていく環境がそろった、とのアナリストのコメントをブルームバーグの記事では引用しています。

 

参照記事:
http://uk.reuters.com/article/2015/05/13/uk-britain-houseprices-rics-idUKKBN0NY2Q220150513(ロイター)
http://www.bloomberg.com/news/articles/2015-05-08/conservative-win-seen-giving-20-boost-to-london-mansion-values(ブルームバーグ)

 

執筆:GTAC(2015年5月14日付)

 

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