【海外不動産】米国、賃料上昇により賃貸住宅から離れられない悪循環

2015年6月4日

 

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着実に経済が回復していると言われる米国。しかし景気回復に歪みがあれば、どこかでそれが問題となって現れてしまいます。例えば全体としては回復・成長基調の不動産市場であっても、物件価格よりも賃料の上昇スピードが高ければ、そのしわ寄せがどこかに行ってしまいます・・・・ブルームバーグによる記事「Rents Are Soaring Faster Than Home Values for the First Time Since 2012」をご紹介いたします。

 

○収入の30%が家賃に消えるため、住宅購入資金の準備が困難

 

賃貸物件などの賃料はこの4月までの1年間で、約4パーセント増加しましたが、物件価格自体は3パーセントの増加に留まったことが、不動産情報大手のZillowのデータから明らかになりました。それによれば、全米35の地域のうち20の地域で、賃料の増加が物件価格の増加を越えています。

 

この賃料の増加は、アパートなどの賃貸物件に住む人々が、不動産を購入することをさらに困難にします。住宅ローンで住宅を購入した場合、収入の15パーセントを返済に充てていますが、アパートなどに住んでいれば、平均してその二倍の30パーセントが、毎月の家賃として消えてしまっています。

 

賃料の増加によって、住居購入のための頭金や契約金を蓄えることを困難になり、その結果、アパートの需要が高まり、それがより賃料の上昇に拍車をかけています。「レンタル・クライシス(賃貸危機)」とも言われるこの悪循環は、前回の不況の終わりから6年が経って、ようやく正常な状態に戻ろうとしている不動産マーケットに冷や水を掛けかねません。

 

宅ローンが借りやすく、住金利も低く、また以前と比べれば住宅価格が低く抑えられている今は、本来ならば住宅購入の絶好のチャンスであるのですが、悪化する「賃貸危機」によって、それらのメリットは打ち消されてしまっている、と専門家は指摘しています。

 

出典:http://www.bloomberg.com/news/articles/2015-05-21/rents-are-soaring-faster-than-home-values-for-the-first-time-since-2012

 

海外不動産コラム 執筆:GTAC(2015年6月4日付)


 

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