【海外不動産】豪州 住宅バブルの抑止策で試行錯誤

2015年7月24日

 

豪州 住宅ローン抑制による住宅価格への影響出ず
オーストラリアの住宅市場は、主要都市で住宅が不足するほど加熱しており、バブルが生じているとの不安の声も上がっています。これに関し、Bloombergが記事「住宅ローン抑制でもシドニーの住宅価格は下落しない(原題:Sydney Home Prices Unlikely to Slump on Loan Curbs, NAB Says)」を掲載しましたのでご紹介します。


◯住宅ローン抑制は住宅価格に影響なし。銀行は不採算部門のテコ入れで成長力を強化

 

記事によると、投資家向けの住宅ローンに対する抑制は、高騰する都市の住宅価格へ影響を与えないとナショナルオーストラリア銀行が分析しているとのことです。

また、「住宅価格が3年間で40%上昇したシドニーのような市場では、外需の著しい増加により住宅の供給不足が生じています。貸し手は全てマクロ・プルーデンスに対応していますが、住宅価格に影響はないでしょう」との、同行ギャビン・スレーター個人銀行部門長のコメントを紹介しています。

 

住宅価格の高騰が「バブル」への不安を生み、12月、オーストラリア健全性規制庁(APRA)は、投資家向けの住宅ローンの拡大を年間10%に留めるよう要求ました。パシフィック・インベストメント・マネジメント株式会社も住宅ローン規制の強化を呼びかけたとのことです。スレーター氏は、起こる可能性は低いものの、失業や金利の急上昇が住宅市場の最大のリスクになると考えているそうです。

 

また同月、オーストラリア健全性規制庁(APRA)は住宅ローンのリスクウェイト平均を現在の17%から30%まで引き上げるよう勧告したとのことです。これにより、ナショナルオーストラリア銀行アンドリュー・ソーバーンCEOは、住宅ローンが「あまり魅力的でないもの」になると考えているそうです。住宅ローンのリスクウェイトの増加とバーセルIV規制の推奨により、2018年までに大手4行が145億オーストラリアドルの追加資本金が必要になるとのことです。

 

ソーバーン氏は、ナショナルオーストラリア銀行は、オーストラリアとニュージーランドに焦点を絞り、成長のための顧客維持に努めるとしています。また不採算な保険事業についての評価も行うとのことです。「保険事業は将来に直結しています。住宅ローンと中小企業向けの融資の成長には必要な製品とサービスです。今後5年から10年の位置づけを考えなければいけません。」というソーバーン氏のコメントで記事が締めくくられています。

 

出典:

http://www.bloomberg.com/news/articles/2015-06-17/sydney-home-prices-unlikely-to-fall-on-mortgage-curbs-nab-says

 

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