【海外不動産】イギリス 供給が不足し住宅価格が上昇

2015年7月21日

 

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総選挙が終わったことで、住宅供給数が増加すると考えられていたイギリスですが、市場に供給された住宅数が1978年以降で最低水準になっていることが最新の調査で分かりました。イギリスの住宅市場は今後どうなっていくのか、イギリスのテレビ局ITVのウェブサイトが、「住宅供給不足が深刻になるにつれて不動産市場に暗雲がたちこめる(原題:Property market gloom as housing supply shortage becomes ‘acute’)」という記事を掲載したのでご紹介します。


英国王立チャータード・サベイヤーズ協会(RICS)の最新の報告によると、市場に供給されている住宅の数は、1978年に同協会が統計を取り始めてから最低の水準となりました。

 

総選挙が終わり、先行きに対する不透明感が解消されることで、市場に供給される住宅の数は増加するという想定は外れたようです。同協会に所属する鑑定士が抱える住宅の数は、一人当たりの平均で52件を下回り、こちらも1978年1月に同協会が統計を取り始めてから最低となりました。

 

深刻な住宅の供給不足は住宅価格を押し上げることにつながり、同協会のレポートでは次の5年間で住宅価格は25%上昇すると想定しています。

 

さらに、最新のレポートでは新規住宅の供給戸数は4ヶ月連続で落ち込んでおり、2013年末からは全く増加していないとも報告されています。

 

地域ごとにみると、ロンドンとイングランド北西部において販売中の住宅数の減少がもっとも顕著で、住宅の供給が増加した地域はスコットランドのみとなっています。

 

同協会に所属する鑑定士は、総選挙後にも市場に供給される新規住宅数が増加しないことに驚いています。潜在的な売却者は総選挙の結果を待って、先行きが明確になってから住宅を売却すると考えられていましたが、現実ではそうはなりませんでした。

 

イングランド北西部、北アイルランド、イースト・アングリア地方、イングランド南西部に拠点をもつ鑑定士は過去3ヶ月で、現地の住宅価格が大きく上昇したと報告しています。

 

ロンドンの住宅は昨年に大幅な価格上昇があったことから反動減がありましたが、今後は住宅価格がさらに上昇する兆候があると、ロンドンに拠点を置く鑑定士はみています。ロンドンでは2014年9月から2015年3月までは住宅価格が下落していたものの、2015年4月と5月は住宅価格が上昇しています。

 

「総選挙が終わり、市場にはより多くの住宅が供給されるという望みを持っていた。しかし、総選挙終了後すぐの市場の反応をみると、この望みが実現していないことが証明されている。その結果、イギリスの多くの地域で住宅価格が引き続き上昇し、手が出しにくい住宅が増える可能性がある。

 

私達の調査からは、今後5年間で住宅価格がさらに25%上昇することが想定される。この想定は、住宅に対する需要に対し、十分な供給が近いうちになされることが非常に困難であるという現実に起因している。」

 

そのように同協会のチーフ・エコノミストであるSimon Rubinsohns氏は、イギリスの住宅市場の現状を解説しています。■

 

出典:

http://www.itv.com/news/2015-06-11/property-market-gloom-as-housing-supply-shortage-becomes-acute/

 

<翻訳・編集>英国ディフィニティブ不動産(Definitive Property Group Limited)
清水 泰輔氏(2015年7月21日付)

 

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