【生命保険・財務】なぜ保険には解約返戻金があるのか?
●解約返戻金の起源とは?
今回は、保険税務を理解するうえで欠かせない
「解約返戻金」をテーマに取り上げます。
解約返戻金とは、その名のとおり、保険契約を解約したとき、
つまり保険をやめたときに、手元に戻ってくるお金のことをいいます。
では、なぜ解約返戻金が発生するのでしょうか。
これには、いろいろな要素がありますが、
基本的な要因は「保険料の支払方法」にあります。
本来、生命保険は、年齢によって死亡リスクが高まっていくことから、
同じ死亡保険金を得ようとすると、保険料が高くなっていきます。
例えば、
・20歳の保険料 10,000円
・30歳の保険料 15,000円
・40歳の保険料 20,000円
・50歳の保険料 30,000円
・60歳の保険料 60,000円
・70歳の保険料 90,000円
というように、高くなっていくわけです。
しかし、皆さんが保険料を支払っていてもお分かりのように、
多くの保険では、これを平均して支払います。
この保険料推移を最終的に計算すると、
上記の例でいえば、20歳の保険料は37,500円などという、
本来より多い保険料が出てくるのです。
つまり、20歳で必要な保険料は10,000円のはずですが、
保険会社には37,500円を支払うとなると、
27,500円多く支払っていることになります。
そのため、仮に20歳のときに保険を解約すると、
もらいすぎた分、27,500円を契約者に返す必要が出てきます。
本当にざっくりとした概算ですが、それが解約返戻金の本来の起源です。
●保険料が一生涯上がらない=お得とは限らない
そして、この解約返戻金の金額が、保険会社の商品力の源となります。
(以下、略)・・・・・・・・・・・
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生命保険コラムvol.011 <執筆>GTAC 2014年7月11日付
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