【海外活用】スリランカの都市化と経済発展Vol.2~都市化が進まない理由
都市化が進んでおらず、中間所得国において例外的な存在とされているスリランカ。都市化の進まない理由は何か、経済発展にどのような影響があるのか、スリランカの新聞社『The Daily Mirror』の興味深い記事を3回にわたってご案内しています。
第2回目は、スリランカで都市化が進まない理由を見ていきましょう。
(第1回目はこちらから)
○交通の改善がインフラ・企業の集約化を進める
「都市化はスリランカの次なる成長要素になりうるか?」(原題:Could urbanization be the next growth driver in Sri Lanka?)と題するコラムにおいて、スリランカで都市化が進んでいない原因を4つ紹介しています。それらは以下の通りです。
1.ゆっくりとした工業化
急速な都市化は工業化と関連しており、スリランカではまだ工業のGDP 比率は高くない(15~16%)としています。また、国全体で産業振興政策が行われているため、都市部へ移住する必要があまりないと言います。
2.社会インフラの充実
スリランカは社会福祉が充実しており、識字率は95%以上、乳児死亡率は1000人中10人未満と、医療分野では先進国と同等ランクにあると言います。また、家庭の96%に電気があり、88.7%で安全な水を使用できる等、地方でも必要なインフラが整っているため、インフラを理由に都市部に移住する必要がないとしています。
こちらの記事の全文は姉妹サイト「スリランカへGO」に掲載されております。