【海外活用】経済誌、ベスト財務相にフィリピンの大臣を選出

2015年2月25日

 

manila
香港に拠点を置くFinanceAsia誌が、アナリストや投資家、銀行家などの協力のもとにランキングを作成し、アジア地域の財務大臣トップ4を発表しました。このランキングは、財政、資本市場の発展、構造改革や規制改革などに対する各大臣の貢献度を元にして格付けがされており、今回その第一位にフィリピンのセサール・プリシマ氏が選ばれたということです。なぜプリシマ氏が選ばれたのか、配信された記事を元にしてご紹介します。

 

◯フィリピン経済を牽引するセサール・プリシマ氏

 

銀行家から権力に挑むブルドックと称されているフィリピン財務省長官セサール・プリシマ氏は、急増した新興国への海外投資によりもたらされた好景気の下、適切な施策を行ったと本誌は評価しています。

 

プリシマ氏が財務省を率いてから、フィリピンはムーディーズ、S&P、フィッチより投資適格に格上げされ、経済成長率は最大7.6%を記録しました。2014年の成長率は5.7%程度と予測されていますが、今後2年間で6%台の成長率を回復する見込みとのことです。さらに政府債務の対GDP比は過去15年間の中で最も低くなっていると記事は述べています。

 

プリシマ氏は海外投資家に働きかけ、株式相場を25%上昇させることにも成功しました。また債券市場をタイミングよく利用して、有利な借入金利を確保してきたとのことです。今年すでに、20億米ドルのソブリン債(25年)を発行し、それに対し135億米ドルの注文が入ってきており、フィリピンの経済成長に期待する投資家の心理が伺えるとのことです。

 

またプリシマ氏が2012年に激しい抵抗を抑えて、タバコやアルコール等の嗜好品への課税強化を実現したことは称賛に値すると記事は述べています

 

一方で、プリシマ氏への批判は、政府資金の不明瞭な支出に集中しているとのことです。本点をIMFも問題視しており、そのために最新の経済成長率の推計を引き下げていると解説しています。

 

出典:http://www.financeasia.com/News/394292,finance-minister-of-the-year-8212-top-4.aspx

 

海外活用コラム 執筆:GTAC(2015年2月25日付)


 

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