【海外不動産】賃貸利回りの高い英国都市トップ10

2014年12月25日

 

st-ives-168281_1280現在、イギリスの不動産マーケット、特に賃貸部門は好景気を迎えています。ここ数年、イギリスの不動産価格は上昇を続けているため、「持ち家」が難しくなり、「賃貸」を選択する人々が増加しているという背景もあります。有名大学が街の中心部にある学生都市では、学生寮が賃料の上昇を牽引しており、一般の住宅においても賃貸利回りが他の都市よりも高い傾向にあり、魅力的な投資先となっています。

 

成熟したマーケット、透明性の高い賃貸管理サービス、賃貸物件に対する大きな需要、安定した政治・経済を背景に、これまでは売却益狙いでロンドンの不動産に投資していた海外バイヤーの中には、中長期的に収益を安定的に上げることができる地方都市への投資にシフトしている方もいます。

 

英国の賃貸マーケットは将来性豊かといえますが、もし実際にBuy-to-Let(賃貸収入を得ることを目的とした不動産投資)の波に乗ろうとするのであれば、賃貸利回りが高いエリアを把握しておくことが最も重要です。

 

英国にある都市の賃貸利回りを調べ、計算することは大変な時間と労力が必要となりますが、幸運なことにHSBCが調査・分析を行ってくれています。それでは、HSBCが報告しているレポートから英国で最も賃貸利回りが高い都市トップ10をみていきましょう。

 

1位 – サウサンプトン

不動産価格の平均:143,001ポンド

年間賃料の平均:12,480ポンド

表面利回り:8.73%

 

2位 – マンチェスター

不動産価格の平均:104,244ポンド

年間賃料の平均:8,316ポンド

表面利回り:7.98%

 

3位 – ノッティンガム

不動産価格の平均:86,000ポンド

年間賃料の平均:6,600ポンド

表面利回り:7.67%

 

4位 – ブラックプール

不動産価格の平均:77,899ポンド

年間賃料の平均:5,940ポンド

表面利回り:7.63%

 

5位 – キングストン・アポン・ハル

不動産価格の平均:68,243ポンド

年間賃料の平均:5,100ポンド

表面利回り:7.47%

 

6位 – コベントリー

不動産価格の平均:110,029ポンド

年間賃料の平均:7,800ポンド

表面利回り:7.09%

 

7位 – オックスフォード

不動産価格の平均:254,514ポンド

年間賃料の平均:17,868ポンド

表面利回り:7.02%

 

8位 – ポーツマス

不動産価格の平均:146,709ポンド

年間賃料の平均:9,540ポンド

表面利回り:6.50%

 

9位 – リヴァプール

不動産価格の平均:91,175ポンド

年間賃料の平均:5,928ポンド

表面利回り:6.50%

 

10位 – ケンブリッジ

不動産価格の平均:185,414ポンド

年間賃料の平均:12,012ポンド

表面利回り:6.48%

 

●若年層の地方都市居住が増えていることも要因

 

おそらく、日本人の方がイメージする英国住居の賃貸利回りの想定よりも、上記に羅列した利回りは高いのではないでしょうか。首都ロンドンではなく、こういった地方都市にある不動産の利回りが高い理由をHSBCのピーター・ドッカー氏は次のように分析しています。

 

「地方都市にある不動産を所有し、賃貸に出している大家が大きな恩恵を受けている理由として、若いエリートサラリーマン層が首都ロンドンでの生活に別れを告げ、交通網が発達して手頃な家賃で住めるエリアへ移住していることが挙げられます。ただ若年層にとっては、地方都市であっても不動産を購入するための資金を拠出することは難しいため、自然と賃貸物件に対する需要が高まり、賃料も上昇を続けているのです」

 

現在、英国の住宅が生み出しているトータル・リターン(年間の賃貸収入と物件価格の上昇を足したもの)の平均は10.3%と言われています。具体的にはトータル・リターンの総額は1万6,887ポンドで、そのうち約は8,057ポンドが家賃収入(インカム・ゲイン)、そして8,830ポンドが物件価格の上昇分(キャピタル・ゲイン)です。

 

これまで、安定した収益を生む投資先としてロンドン中心部への投資が有名でしたが、ロンドン中心部の不動産価格は高額であり、利回りは表面で3%に達すれば良いほうです。そのため、より手頃な値段で購入できて、賃貸物件への大きな需要があることから中長期的に安定した収益を得ることができる地方都市への投資は、今後も国内外を問わず大きな注目を集めていくでしょう。

 

下記のリンク先では、英国にある街の平均利回りをグーグルマップ上で示しています。英国への不動産投資を考える上で、有益な情報となりますのでぜひご参照下さい。

http://www.totallymoney.com/buy-to-let-yield-map/

 

Definitive Property Groupによるイギリス不動産投資に関するコラムは、これで年内は最後となります。来年も有益な情報に努め、少しでもイギリスへの不動産投資に興味をもっていただければ幸いです。

Merry Christmas & Happy New Year from Andrew Westcott, Definitive Property Group!

 

<執筆>英国ディフィニティブ不動産(Definitive Property Group Limited)代表
アンドリュー・ウェストコット氏

2014年12月25日付

 

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