【海外不動産】オフィス建設ラッシュに沸くロンドン
景気の持ち直しを背景に、英国ではオフィスの建設が増えています。「ロンドンのデベロッパー、将来的なオフィス需要に賭ける(原題:London Developers Raise Their Bets on Future Office Demand」という記事を、Bloombergが掲載したのでご紹介します。
〇新規開発面積は二倍強の増加
ロンドン中心部のデベロッパーは、今後も需要の増加がつづくことを予測して、テナントがいない状態でも、オフィス建設をさらに進める意思を示しているとのことです。デロイトによると、企業はこの3月までの6ヶ月間で、ここ20年間で二番目に多い、31のプロジェクトを開始し、そのうちの22のプロジェクトではテナントの予約なく、建設を始めたと記事は述べています。
デロイトの不動産部門の幹部は、「我々は今後、賃料の更なる上昇と、物件が完成する前にリース契約が締結される事前賃貸契約(pre-let)の増加を見込んでいる。またロンドン全域にわたって、積極的に開発が進んでいくことが予測される」とコメントしています。
金融危機の間に生じた開発不足によって、ロンドンにある企業は、少ないオフィス・スペースを奪い合ってきました。BNPパリバの不動産部によると、今年のロンドン中心部のオフィス賃料は、2000年以来最も高くなるとのことです。
新規の開発面積は、 950万平方フィート(88万㎡)と二倍強の増加をしています。そしてこのうち37パーセントには、すでにテナントがついています。また新規開発のうち、シティでの開発がもっとも多い39パーセントの割合を占めているとのことです。
執筆:GTAC(2015年5月29日付)
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