【海外分散投資】最も手軽な海外分散投資手段、「投資信託」を理解する

2013年8月20日

 

海外口座がなくても海外分散投資は可能

海外分散投資というと、おそらく多くの人が身構えてしまうと思う。「海外口座を開設するというと、現地に行かなければならないし、とにかく面倒」。そんな想いが先に立つのではないだろうか。

 

でも、海外分散投資といっても、別に海外口座を開く必要はない。もちろん、それもひとつの方法だし、海外の金融機関には、日本では買えない商品があるのも事実だ。また、それを逆手にとって、問題のある投資商品を勧める業者がいるのも事実である。

 

海外分散投資をするのは、実はとても簡単だ。さまざまな投資商品があるが、投資信託を活用すれば、少額資金で誰もが簡単に海外分散投資をすることができる。投資信託さえも、今まで購入したことがないという人は、意外と多い。なので、今回は海外分散投資に役立つ投資信託の話をしてみよう。

 

繰上げ償還リスクを避けるため、純資産残高に注意

投資信託とは、株式や債券などを組み入れて運用するパッケージ商品と考えてもらえれば良い。積極的にリターンを狙う株式と、多少安定した収益確保を目指す債券。この組み合わせによって、投資信託のリスク・リターンは変わってくる。債券中心になるほど安定的な運用になり、株式の組入比率が高くなるほどハイリスク・ハイリターンになるわけだ。

 

株式と債券は、日本国内のものに限っておらず、海外の株式や債券を組み入れた投資信託も多数、運用されている。その数、実に4000本超である。
投資信託の最大のメリットは、1万円程度の少額資金から購入できることに加え、世界中の株式・債券市場に分散投資できるということだ。米国や欧州、中国、インドなど、特定の国・地域に投資するタイプもあれば、それこそ世界中の株式・債券市場に分散投資できるタイプもある。

 

投資信託を用いて海外分散投資をするためには、まずは日本以外の株式・債券市場に投資する投資信託を見つけることだ。最近は、むしろ日本以外の国に投資するタイプの投資信託が増えているので、自分の欲しいタイプを見つけるのはたやすい。

 

ただし、注意すべき点もある。それは、長期投資ができる投資信託を見つけるということだ。投資信託は純資産残高といって、運用している資産の規模が縮小すると、運用期間の途中でも償還されてしまうリスクがある。これを「繰上償還リスク」という。せっかく、長期投資を前提に購入した投資信託が、購入後、1年か2年で償還されてしまったら、せっかく考えた運用計画に支障を来してしまう。

 

したがって、実際に投資信託を購入する際は、純資産残高ベースで100億円程度のものを選ぶ必要がある。購入する場合は、銀行、証券会社など、さまざまな金融機関の窓口に行けば良い。まずは自分が口座を持っている金融機関が、どのような投資信託を扱っているのかを調べてみよう。そして、海外の株式や債券市場に投資する投資信託を扱っていたら、その純資産残高を調べ、100億円前後より大きい規模を持つものを中心に、購入の是非を検討する。

 

次回以降、まずは投資信託を中心にして、海外分散投資に必要なポイントを解説していきたい。

 

 

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