【海外分散投資】資産クラスを分散させる効果とは?

2013年9月19日

 

「暴落するときは全部下がる」は本当か?

「海外分散投資は有効か?」と問われるなら、その答えはYESだ。

 

アジア通貨危機やサブプライムショック、リーマンショック、あるいは欧州債務危機など、時々起こる暴落相場に直面すると、決まって出てくるのが「海外分散投資をしても結局、全部下がるじゃないか」という、海外分散投資に対する疑念だが、それは暴落している一局面だけを切り取った議論に過ぎない。

 

イボットソン・アソシエイツが公表している「投資クラス別運用ランキング」を見れば、海外分散投資のメリットは一目瞭然だ。このランキングは、資産クラスを「日本株式」、「日本債券」、「外国株式」、「外国債券」、「新興国株式」、「新興国債券」、「グローバルREIT」、「分散ポートフォリオ」、「コモディティ」という9つに分けて、毎年の騰落率をランキングしたものだが、過去5年間で1位になった資産クラスを列挙すると、次のようになる。

 

2003年 新興国株式(41%)

2004年 グローバルREIT(28%)

2005年 新興国株式(55%)

2006年 グローバルREIT(40%)

2007年 新興国株式(31%)

2008年 日本債券(3%)

2009年 新興国株式(84%)

2010年 グローバルREIT(7%)

2011年 日本債券(2%)

2012年 グローバルREIT(39%)

 

ちなみにカッコ内の数字は1年間の騰落率だ。このように、基本的に上位に来る資産クラスは常にランキングが目まぐるしく変わっている。 これに対して、分散ポートフォリオの過去10年のランキングと騰落率はどうなっているのかというと、次のようになる。

 

2003年 5位(17%)

2004年 4位(13%)

2005年 4位(28%)

2006年 5位(16%)

2007年 6位(4%)

2008年 4位(▲39%)

2009年 4位(27%)

2010年 7位(1%)

2011年 6位(▲9%)

2012年 5位(24%)

 

辛抱強い長期投資が成功の秘けつ

このように、大体4位から5位を中心にして推移していることが分かる。確かに、2008年は39%のマイナスという下落率となったが、それでも他の資産クラスと比べれば、下落率は比較的小さめに抑えられている。

 

何よりも、当たり外れが小さい。たとえば日本株式などは、2005年に45%上昇し、2位だったが、その翌年は3%の上昇率で8位まで落ち込んでいる。もちろん、分散ポートフォリオも2010年は7位まで落ち込んでいるが、長期で見れば、それほどブレはない。

 

海外分散投資でリターンを積み重ねていくポイントは、辛抱強く長期投資をするということに尽きるのだ。

 

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