【セミナー冒頭5分紹介】「相続手続き」完全マスター講座~相続人調査、財産調査、遺産分割協議~

| 本コラムは、2024年6月18日に開催されたセミナー『「相続手続き」完全マスター講座~相続人調査、財産調査、遺産分割協議~』(講師:公認会計士/税理士/宅地建物取引士/中小企業診断士/1級ファイナンシャル・プランニング技能士/国際公認投資アナリスト(日本証券アナリスト協会認定)・岸田康雄氏)の冒頭5分を書き起こしたものです。 |
「相続手続き」における重要な目的
岸田:今日の目次です。相続の開始、それから相続人を調査する、そして相続財産を調査する。その上で、相続財産が見つかりましたら、分割を協議する。5番目は、一部の方に限られるのですけれども、基礎控除を超えていれば税金がかかってきますので、申告の手配もするということですね。
6番目に、相続手続きと書いています。一般的には、相続人の調査も含めて、全部を相続手続きと言うのですけれども、狭い意味での相続手続きというのは、財産の名義を書き換えることです。名義変更と書いてもいいかもしれません。
正確に言うと、銀行口座は名義を変えずに解約してお金を振り込む手続きをしますので、名義を実際に変えるという手続きとは呼びません。こういった個人が残していただいた遺産、相続財産とも言いますね。価値ある財産をご遺族の名義に変えていくという手続きです。持ち主を亡くなった方から、残された方に変更する手続きが、この相続手続きになります。
「そもそも相続って何だろう」ということで、相続と言われたら、漠然としか考えていらっしゃらない方がいますね。特に、税理士なんていうのは、常日頃税金の計算をやっていませんので。税理士先生は税金を払うと思ってらっしゃる方も多いんですが、相続というのは基本的には財産を渡すことです。
亡くなった方が持っている財産を、残された現在生きているご遺族の方に財産を渡すという行為、これが相続なんですね。ですから、きちんと財産を渡すという手続きをしっかりやることが、相続手続きの重要な目的になりますね。
「一番簡単な」相続手続きとは?
全体像を見ていきます。一般的に、ウェブサイトをご覧いただいたり、銀行が配っているパンフレットを見たりとかしますと、相続手続きのスケジュール表とか、10ヶ月以内に申告など、色々たくさん書いています。そういう手続きを複雑に書いているのは、省略したらお客様から怒られるという業者の方の立場の問題でして、相続手続きがあんなに大変だとか言っても、たくさんある手続きを全部やる方なんてほとんどいないです。
財産を渡す、そして残された人が財産をもらいます。そのもらう際の手続きが相続ですので、その手続きをきちんとやるということさえできれば、例えば役所に年金手帳を返すとか、そんなのは別に放っておいても、役所の方から早く返せって言われます。そんな別に大した問題ではないですので、財産をもらうとかもらわないとかいう話とは関係なくて、重要なのは財産をきちんと渡す、もらうという手続きなんですよ。
どういった財産があるかというと、不動産、銀行預金、証券口座、保険、だいたいこんな感じなんですね。他には自動車も相続財産に入ってきますけれども、これぐらいなんですよ。それ以外は、手続きが必要のないものとか、手続きを忘れていても怒られないものとか、そういった細かいものです。
不動産、銀行預金、証券口座、保険で、一番簡単なのは生命保険の保険金です。保険金を請求して、保険の契約者が持っていた証書を見たら、そこに被保険者の名前が書いてあります。被保険者が亡くなりましたと電話すれば、きちんと生命保険会社が「どういった手続きをしてください」「どういった書類を提出してください」とご案内してくれます。電話1本すれば、実際のお金が計算されて、保険金が契約書に定められた受取人の預金口座に振り込まれますので、非常に簡単な手続きになります。
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冒頭5分動画
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