【セミナー冒頭5分紹介】英国・香港在留12年の弁護士が語る 富裕層のための「子・孫の海外でのバイリンガル教育」の進め方

| 本コラムは、2024年7月9日に開催されたセミナー『英国・香港在留12年の弁護士が語る 富裕層のための「子・孫の海外でのバイリンガル教育」の進め方』(講師:OWL Investments 代表取締役/弁護士・小峰孝史氏)の冒頭5分を書き起こしたものです。 |
日本の英語教育だけは危ない!?
小峰:最初に、「日本での英語教育だけだとちょっと危ないよ」というお話をさせてください。英語教育に関して、「TOEICは何点ぐらい取れればいいの」「何歳ぐらいの時にバイリンガル教育受けるのがいいの」「海外でバイリンガル教育というと、英米に行くのがいいの」「日本に戻ってくると不利になっちゃうんじゃないか」とか、よく言われるところですので、このあたりについてお話をしていきたいなと思います。
「TOEICでは何点取れればいいんですか?」みたいによく言われるんですけどね。これに関して言うと、企業が求めるTOEICスコアなんていうものが、よくネット上とか、あるいは新聞ニュースの記事中で出てきます。国際部門に行くところなんか見てみますと、国際部門だと750点とか、海外赴任者だと695点なんていうふうに書いてあったりします。
ただ正直に言うと、TOEICで何点とかというのは、実際に海外で仕事をする上ではあんまり関係ないというのがあります。実際、私がアメリカ系の法律事務所にいた時代とかでも、「TOEIC何点というのは、英語ができる証明じゃなくて、英語ができない証明」みたいに言っていた上司もいたりしました。帰国子女の人とかだと、TOEICの点数というのは関係なしに英語ができたりするものなんですね。
帰国子女ではない日本人がビジネスで使えるレベルの英語力かどうかをとりあえず測る基準としては、私は全く否定はしないんですけれども、900点以上取れているから英語ができるというのもちょっと言い過ぎだよねというのが正直なところです。
海外での英語学習の適正年齢
では、何歳頃に海外で英語学習すると効果的なんでしょうか。正直、私も明確な基準はないんですけれども、私の周りには海外で勉強してきたという人が多いので、私の身の周りの人たちの英語力というのをまとめてみました。
小中学校時代に海外で勉強していましたという、いわゆる帰国子女は、私の身の周りで直接知っている大人だけで30人ぐらいいるかなと思っています。その人たちに関して言うと、日常会話にはほぼ不自由しない英語力があるのかなと思います。TOEICとかTOEFLの点数というのと関係なしに英語を話せると言っていいんじゃないかなと思います。
次に、高校時代に1年間だけ留学したという人が私の身の周りに2人いるんですね。この人たちは、帰国子女と比べると、英語の発音というのは「ジャパニーズイングリッシュ」というような感じだなと思います。でも、日常会話に不自由するという感じは全くしないです。2人とも親が大学教授で、今でも大学でずっと教えている人、あるいは大学で臨時で教えたりする人で、海外でも英語で教えたりしているので、英語は全然苦労してないような気はいたします。
次に、大学時代に1年間だけ海外に行ったという人もいます。人によるんですけれども、非帰国子女にしては、英語はできる方かなとは思います。英語で仕事をすることができるのかなという印象ですね。
さらに、社会人時代にMBAとかロースクールで海外で勉強したという人は、私の周りには非常に多くて、100人以上いるという感じなんですね。この人たちは、英語で仕事することは一応できるかなとは思うんですけれども、日常会話をなんなくできるというような人は少ないなというのが正直なところですね。
なので、一番この中で効率がいいのは、小中学校時代に英語を学んでおくということかな、と私は思います。私は、自分自身としては、英語はすごく得意ではない、結構苦手というような感じではあります。
では、バイリンガル教育をお子さんに受けさせる時にはどういうふうにしたらいいのか、どういう学校に行ったらいいのかというお話をしてみたいと思います。
日本語・英語のバイリンガルにさせるといったら、英語圏に行くのがいいんじゃないかというのが一般的な考えだと思います。やはり、メリットとデメリットとありまして、メリットとしては教師も生徒もほぼ全員が英語のネイティブスピーカーだということなので、英語にどっぷり浸かる環境としては非常にいいんだと思います。ただ一方で…。
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冒頭5分動画
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