【セミナー冒頭5分紹介】不動産「売買」と何が決定的に違うのか?相続・事業承継対策の新常識「不動産M&A」とは

 

本コラムは、2024年12月10日に開催されたセミナー『不動産「売買」と何が決定的に違うのか?相続・事業承継対策の新常識「不動産M&A」とは』(講師:フジ総合グループ(フジ相続税理士法人/株式会社フジ総合鑑定)大阪事務所 所長 不動産鑑定士・住江悠氏)の冒頭5分を書き起こしたものです。

 

後継者不足・経営者の高齢化が進む日本

 

住江:M&Aですね。Mergers(合併) and Acquisitions(買収)の略称で、先ほども申し上げましたが一般的なキーワードになってきてるかなと。

2つ以上の会社が1つになったり、ある会社が他の会社を買ったりするなどして、会社や事業の全部または一部を移転する取引のことを指します。目的は、会社の取得あるいは企業の取得というのが一般的な目的となります。

M&Aによって、後継者問題の解決でしたり、従業員の雇用安定等が見込まれます。今、後継者不足、経営者の高齢化が進んでいる日本では特に、国も後押しするような施策として、その立ち位置というのがだんだん大きくなってきた、そういう業界でございます。

近年では、業種ごとに特化をしたM&A会社が増えてきているのかなというところです。M&A会社っていうのは、そもそも何かっていうと、M&Aを行う際に売り手企業さんと買い手企業さんの間に立つ、いわゆる仲介会社さんでしたり、アドバイザー会社さん、こういったところもM&A会社と呼ばれています。

業種特化っていうのはどういうことかというと、今まではM&Aというのを全て一括りして、その間に立つという大手事務所さんが多かったわけですが。最近では、例えばうちは介護事業者のM&Aに特化をしていて、介護事業者さんの買い手さんをいっぱい持っているとか、介護事業者さんならではの問題点に詳しいとか、この業種特化型の仲介会社さん、こういったものが増えてきています。

われわれフジ総合グループは、この業種特化型のM&A会社という位置付けで、不動産M&Aというところに特化をしている会社ということになります。

「不動産M&A」とは?

 

不動産M&Aの定義というのを今日はしっかりしておきたいなと思うんですが。不動産M&Aとかでインターネットで検索をすると、不動産を所有している会社のM&Aのことは、大体不動産M&Aというふうに呼ばれているようなところがあります。

なので、一般の事業も行っていて自社ビルを保有していたりとか、あるいは賃貸物件を保有していたり、こういう会社であっても不動産を持っているということから、そのM&Aのことを不動産M&Aというふうに呼ぶようなんです。今日、私が皆さんにお話をするこのセミナー内での不動産M&Aの定義というのは、もう少しちょっと狭く考えていただいて、不動産を所有しているのみの会社のM&Aのことを、本日の不動産M&Aというふうに呼ぶようにいたします。

つまり、不動産賃貸経営のみを行っている会社、いわゆる資産管理会社さん、そういったイメージをお持ちいただくとよいかと思います。

この不動産M&Aの場合は、不動産の所有権を移転するわけではなくて、企業買収という形で、不動産を所有している会社ごと譲渡する、これが不動産M&Aということになります。

では早速ですけれども、いろいろな不動産M&Aの特徴というのを見ていきたいと思います。まず比べるのは、不動産M&Aと通常のM&Aの違いというところです。

通常のM&Aというのは、つまり一般の事業を行っている会社のM&Aと、不動産のみ保有をしている会社のM&A、これは一体に何が違うのかというのを、M&Aに登場する人物から見た、それぞれの立場から見た違いというのをいくつかお話をしていきたいと思います。

まず、売り主ですね。売り手企業から見た違いです。不動産M&Aと通常のM&A、売り手からすると何が違うのかっていうと、まずは売却の目的が異なります。

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冒頭5分動画

 

 

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