【海外活用】 東から西へ移るアメリカの若者層(後編)

2015年5月13日

 

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1990年代より経済成長を促進させてきたアメリカ西部。そこに、ミレニアル世代と呼ばれる若い世代が流入してきており、それがさらなる経済成長と、深刻な住宅不足を招いていると指摘されています。Bloombergが配信した「Your Kid Moves Out West, She Takes the U.S. Economy With Her」という記事を、前編・後編の二回に分けてご紹介しています、後編です。(前編はコチラ

 

◯課題は所得格差の拡大と、深刻な住宅不足

 

ブルッキングス研究所の人口統計学者によれば、ミレニアル世代と呼ばれる若者層は、ヒューストンやデンバーなど、西部の都市を好んでおり、そのためニューヨークからは2010年から2012.年の間だけで、2万人以上のミレニアル世代が西部に移っていったとのことです。ミレニアル世代の移動に併せて、東海岸から西部に本社を移す企業も出始めています。

 

しかし西部全体にとって、いいことばかりが続いているわけではなく、原油価格の暴落と、カリフォルニアの記録的な干ばつによるダメージは少なくありません。またリーマンショックによって下がった住宅価格が上昇しており、住宅不足と家賃の上昇を招いています。

 

「早いペースで経済発展をしているエリアなら、どこでも住宅価格は急激に上昇をしている」と、コロラド州知事はインタビューで語っています。コロラド州の州都デンバー都市圏では、前年比8.4%増という、もっとも住宅価格が上昇した地域です。

 

特に20万ドル台のコンドミニアムが不足しており、西部へ若者層の住居不足が懸念されています。加えて所得格差が進んでいるために、経済成長から取り残されたグループ間では憤りが蓄積されているとも指摘しています。

 

テキサス州オースティンでは、住宅価格の高騰を逃れたミレニアル世代が、市内でも価格の安いところに移動をしており、結果として元から住んでいる黒人たちを追い出すことになってしまっているとも言われています。また盛んな投資によって、貧しい世帯では手が出せないような高級店も、次々に完成しているとのことです。

 

そのような問題を抱えつつ、西部地域には勢いがあり、経済発展は当分続くであろうという、イリノイ大学の経済学者のコメントを最後に引用して、記事は締めくくられています。

 

出典:http://www.bloomberg.com/news/articles/2015-04-27/when-your-kid-moves-out-west-she-takes-the-u-s-economy-with-her

 

海外活用コラム 執筆:GTAC(2015年5月13日付)


 

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