【海外不動産】マンハッタンで超高級物件ばかりが増えている理由

2015年4月16日

 

manhattan-336712_1280ニューヨークのマンハッタンでは、コンドミニアムの価格が、2008年以来大きく上昇しています。その原因としては、供給サイドが高級物件に偏って開発をしているため、一般的な価格の物件が供給不足で売り手市場になっていることが指摘されています。マンハッタンの住宅事情について、Bloombergが「NYC Luxury Listings Jump as Lower-End Buyers Shut Out」と題した記事を配信していますのでご紹介します。

 


◯マンハッタンの不動産市場は供給量が大きく不足

 

手頃な価格の物件を求める購買層への供給が不足している一方で、マンハッタンでは、新しい高級コンドミニアムが続々と完成し、高級住宅が供給過剰となっているそうです。マンハッタンの新規物件のうち、半数以上が500万米ドル以上で販売されており、1平方フィート(約0.09㎡)あたりの平均価格は2,691米ドルにもなるとのことです。

 

マンハッタンにおいて歴史的レベルで販売物件が不足しているのは、安全な投資先を探している裕福層の需要を満たすため、デベロッパーが高級アパートの開発に焦点を当てているからだと記事は指摘しています。また、アパートの所有者は、物件の値段が上昇している今、新たな物件を購入するという選択肢が限られているため、物件を売りに出して住み替えをすることにためらっており、それが中古市場の供給量不足につながっています。マンハッタンにおけるコンドミニアムとコープ住宅の販売数は、前年に比べ20%落ちたとのことです。

 

新規物件が高級物件ばかりに偏っているなか、低価格物件の価格競争が重要視されていますが、手が届かない新規高級物件に代わるものを求める買い手が溢れる売り手市場で、中古のコンドミニアムの平均価格は130万ドルと、6年ぶりの高値へと押し上げられています。

 

購入されず、市場に蓄積する300万ドル以上の住宅物件数も、去年に比べ5.5%上昇しているとのことです。売り出し数は1000万ドル以上の物件で、第1四半期は前年比41%増、500万ドルから1000万ドルの物件数は31%増える一方で、100万ドル以下の物件は減っています。

 

近年の米ドル高は、ハイエンド需要の高まりに貢献してきた海外の買い手にとって物件を更に高価にするため、今後、市場は課題に直面することになると記事は述べています。

 

物件価格上位10%の高級住宅の販売数は、前年に比べ20%落ち込んだように、新規の高級アパートが続々と売り出されるなか、完売するまでに想定を大きく超える時間が必要になってくると予想されています。

 

出典:http://www.bloomberg.com/news/articles/2015-04-01/nyc-luxury-listings-jump-as-lower-end-buyers-shut-out

 

執筆:GTAC(2015年4月16日付)

 

 

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