【海外不動産】外国資本による米国不動産の取引量が急増(後編)

2015年5月27日

 

kaigaifudousan_column37国際的な投資マネーが、住宅に限らず様々な米国不動産へと注ぎ込まれ、不動産価格が上昇しています。そのため2007年の金融危機の再来では、という危ぶみも出てきていますが、一方で、当時とは投資スタイルが異なっているという指摘もあります。Bloombergが配信した「住宅に限らず、海外より資金が注がれるアメリカの不動産(Foreign Money Is Pouring Into U.S. Real Estate, and It’s Not Just Houses)」という記事を、二回にわたって紹介している後編です。前編はコチラからご覧ください。

 

○金融危機の再来と危ぶまれるほどの活発な取引

 

不動産価格が上がっている一方で、反比例して利益率は縮小しています。マンハッタンにあるオフィスビルのキャップレートは4.1%と、2007年12月以来の最低の値になったとのことです。

 

投資家はより魅力的な物件を探そうと、対象物件の門戸を広げています。そのため、なかなか売りにくいような物件でも、売りやすい状況になっているといいます。

 

世界最大級の投資ファンド、ブラックストーンの幹部は、今は買い手と売り手どちらにとってもよい時期であると答えています。アメリカ経済の回復によって、ブラックストーンは81億ドルにも上る高額な取引をシンガポールの政府系ファンドと締結できました。2007年の上場以来、ブラックストーンの不動産資産は3倍の930億ドルに増加。さらに150億ドルを新たなファンドのために積み上げるなど、積極姿勢が衰えていません。

 

金融機関も、2007年の危機からの及び腰姿勢から回復しつつあり、積極的に大型案件への融資を進めているとのことです。商業不動産の所有者は、資産価値の70%か、あるいはそれ以上の融資を受けることが一般的になっています。

 

大規模な取引に伴う記録的な価格の上昇と金融緩和は、かつての金融危機の記憶を呼び起こします。一部の投資家の間には、市場には不況の種がすでに蒔かれているという懸念が上っているそうです。

 

一方、バブル時代と近頃の市場の違いは、現在のバイヤーはより多くの現金をつぎ込んで、経済の足腰をしっかりとしたものにしている点だという指摘を、記事では取り上げています。また、比較的、低層の新築物件が多いことが、供給量を抑制しており、そのことで需要が高止まりし、物件価値の維持が保たれているということです。

 

出典:
http://www.bloomberg.com/news/articles/2015-05-13/mega-real-estate-deals-return-in-u-s-as-haven-offered

 

海外不動産コラム 執筆:GTAC(2015年5月28日付)


 

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