【海外活用】カンボジア、2014年の貿易額は二桁アップ

 

file00020213423202014年のカンボジアの貿易額の総額は181億ドルとなり、前年よりも22億ドル、率にして13.8パーセント増加したことが、商業省が発表したデータにより明らかになったと、カンボジアの英字新聞プノンペン・ポストが報じていますので、その記事「Double digit growth for trade volume in 2014」をご紹介いたします。

 

●2015年の経済成長率は7~8パーセントとの予測も

 

貿易額の増額分の内訳は、8億ドルが輸出分(11.6パーセント増)で、14億ドルが輸入分(15.5パーセント増)だということです。商業省の報道官は、この増加はカンボジアの経済成長と、地域内の貿易ネットワークがさらに構築されたことによるものだとし、中国と10万トンの米輸出で合意したことを引き合いにして、今後も双方向での貿易量の増加を予測していると、述べています。

 

また輸入額の増加は、建設業や製造業の発展によるもので、海外から機械や建設資材、あるいはカンボジアでは採れない工業製品用の原材料を輸入していることが理由であると説明しています。

 

カンボジア製品への需要が国際的に高まっていることに加え、アメリカ経済が好調なことが貿易拡大に結びついており、政治的な困難や、労働争議の問題などを抱えてはいるものの、カンボジア経済は貿易拡大の利益を受け続け、2015年も7~8パーセントの経済成長が見込まれるという、経済アナリストの分析で記事を締めくくっています。

 

出典記事:http://www.phnompenhpost.com/business/double-digit-growth-trade-volume-2014

 

海外活用コラム 執筆:GTAC(2015年1月9日付)


 

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