【海外不動産】ベルリン不動産の空室率は1~3%未満

charlottenburg-palace-113738_1280前回の本コラムでも述べたように、
不動産投資で大事な3つの要素は次のとおりです。

 

①不動産価格の成長見込みがある

②賃料の成長見込みがある

③物件のあるエリアの空室率が低い

 

今回は、ベルリンの空室率について取り上げます。空室率は、2.5%〜5%程度が投資家にとって理想的だと言われていますが、ベルリンの空室率は1〜3%未満であり、非常に低くなっています。

 

空室率が低いということは、そのエリアが人気であることを表します。一般的に人気が上がる理由は、子どもの学校や職場が近い、スーパーや郵便局が近くにあって生活面で便利、公園や緑が多い、交通の便がいい、あとは街の雰囲気が自分のライフスタイルに合っている、といったところでしょうか。

 

こうした人気エリアには人がどんどん集まり、それとともに賃料が上がり、その結果、利回りが良くなります。不動産投資において、空室率の低さが重要視される所以です。

 

ベルリンの空室率が低い背景としては、外国人居住者が増加していることも挙げられます。ドイツ国外の様々な企業がベルリンの成長性に注目し、支社や支店といった活動の拠点を設けていることが大きな要因です。さらにドイツはヨーロッパでナンバーワンの経済規模を誇っており、その首都ベルリンには、いわゆる駐在員以外にも、たくさんの外国人がビジネスチャンスを求めて移り住んでいます。

 

もちろん、その文化や歴史に魅了されて移住する人も増えており、Die kleine Berlin-Statistikの報告では、ベルリン人口の約14.1%が外国人となっています。

 

●各エリアはもちろんエリア内でも街の雰囲気は異なる

 

ベルリンには、シェーネベルク、ツェーレンドーフ、シュテグリッツ、ミッテ、プレンツラウワーベルク、クロイツベルク、シャルロッテンブルク、フリードリヒスハイン、ケープニックといったエリアが存在します。各エリアには異なった特徴があり、空室率も全体的に低いといえ、やはりそれぞれのエリアごとに違いがあります。

 

また大事なのは、こうしたエリアの中にも、さらに細分化された地域が存在し、それぞれ異なる雰囲気があります。これは空室率に直結する「地域の人気」を大きく左右しますので、どのエリアのどの地域に投資するか、ということが非常に重要になります。次回以降、各エリア、近隣(micro-location)の雰囲気や不動産投資の視点から見た細かい特徴などを紹介していきます。

 

<執筆>株式会社ウィンドゲート 副社長兼ベルリン支社長 ベンジャミン・グロス

2014年11月13日付

 

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