【セミナー冒頭5分紹介】「不動産小口化商品」は相続税対策に本当に有効か? 税理士がメリット・デメリットを検証<基礎編>

本コラムは、2023年9月26日に開催されたセミナー『「不動産小口化商品」は相続税対策に本当に有効か? 税理士がメリット・デメリットを検証<基礎編>』(講師:税理士法人グランサーズ 代表社員 公認会計士 税理士・辻哲弥氏)の冒頭5分を書き起こしたものです。 |
不動産小口化商品とは?
辻:本日のテーマは、相続です。皆さん相続ってすごくよく悩まれますよね。よく相続対策っていうんだけど、具体的に何をしたらいいのかわからない、全くわからない、検討もつかないって方、結構いらっしゃると思います。
例えば、もし仮に自分が今死んじゃったら家族はどうなるのか、税金関係で困るんじゃないのとか、遺産の分割で家族同士で揉めてトラブルになるんじゃないのかとか、そもそも親と子供で相続に対しての相談をしたことがないとか、生きている間にできる相続対策って何があるのか見当もつかないし、税理士に相談しようにもフックがないから相談できないみたいな方も結構いらっしゃるんですよね。
今日は、そんな問題を少しでも解決していくために、このようなテーマでお話しさせていただければなと思います。こちら、本日の講義内容となっております。まず、相続税の基本、相続対策の基本を理解してもらって、不動産の活用、不動産小口化商品って何、メリット・デメリット、最後にその他の相続の際の注意点、こういう流れでお話ししていきたいと思います。最初にも申し上げたんですけど、今日のセミナーを聞くと相続税に関しての基本的な事項の理解っていうところと、不動産小口化商品を使うと、何で相続税がお得になるのっていうことがわかるようになります。
じゃあ早速見ていきましょう。という前なんですけど、相続税の基本っていきたいところなんですけれども、本日のセミナータイトルにある小口化商品って何かご存じない方もいらっしゃるとお聞きしております。なので、ちょっとそこの解説だけ先にやらせていただきます。
まず、不動産小口化商品っていうのは、不動産を小口、つまり細かく分けて、その不動産から得られる収益っていうものを購入した口数に応じて分配していくっていう商品になります。対象となる不動産っていうのは、都心のオフィスビルだったりとか賃貸住宅の場合がほとんどになります。なので、地方在住で相続対策を考えている方とかも、東京の不動産だったり大阪、名古屋の不動産に手を出しやすいっていうメリットがあります。
少額から不動産投資を行っていけるっていうところが、小口化商品のメリットになります。なので、莫大な資産がなくても不動産投資、相続対策を取っていけるっていうところにメリットがあります。小口で買えるから、様々な不動産に分散投資していけるところも魅力的で、トレンドになっているっていうことですね。一口100万円ぐらいから購入できるものもございます。これが、不動産小口化商品の基礎的な内容になります。
相続税には「富の再分配」としての役割も
早速、相続税の基礎というところに入っていきましょう。では、まず相続税って何っていうことですね。大体の方はお分かりになられるかもしれないんですけど、まず相続などによって財産を取得した場合に、その取得した財産に課される税金のことを相続税って言います。
じゃあ、これは誰がいくら払うことになるのかっていうこと。これは、遺産を受け取った人がその財産に応じて税率を払っていく、財産の額が大きければ大きいほど相続税が高くなるっていうものが相続税になります。なので、富の再分配としての性格が強い、そういう税金になります。
相続税って、財産の額っていうのが論点になってくるんですよね。遺産の額によって税率が決まって税金が決まるからです。その財産は、どうやって求めていくのかっていうところを見ていきましょう。
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冒頭5分動画
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